こんにちは、れもんピアノ教室のやまもとです。
暑さも厳しくなってきました。熱中症にはくれぐれも気を付けてくださいね。
来週はお盆休みです。また9月から産休に入ります、それに伴い代行の先生がレッスンすることになりました。
どうぞよろしくお願いいたします。
 
さて、だいぶ間が空いてしまいましたが引き続きコーチングの話です。
先週もコーチングのセミナーを受けに行きました。
他の先生方と一緒にロールプレイングなど行いましたが、頭では分かっていても実際にはスキルが上手く使いこなせないという現況。
現場でも繰り返し使っていって自分のものにしていかないといけないんだなぁと思いました。
 
* * *
 
前回、やる気が出るためにはさまざまな理由がある、とお話しました。
但し、「正しく」やる気を出させるには、より良い関係構築とコミュニケーションが不可欠です。
では、どんな風にかかわっていけばいいか、という点で簡単にまとめたいと思います。
 
セミナーの中で、コーチングに必要な基本スキルは3つあるとお話がありました。
・「傾聴」(相手の話をよく聴くこと)
・「承認」(相手の話した事を認めること)
・「質問」(相手の考えや答えを引き出すこと)
これらのスキルを上手に活用することで、相手が自分で考えたり、想像したり、意思決定することができるのだそうです。
 
・「傾聴」
相手の話を聴く、という一言にとどまらず、聴き方にもいろんな方法がありました。
あいづちをうつ、続きを促す、表情やアイコンタクト、言った事を繰り返す、要約する、明確化する…etc...
こちら側が、相手の話を肯定的に受け止めようとする姿勢を見せると、相手は自分の事を素直に話そうという心理になります。
「話しやすい雰囲気」づくりとも言えそうですね。
 
・「承認」
話しを聴いた後は、それをこちらが受け止めた、という意思表示が必要です。
こちらがしっかりと観察し承認することで、相手が達成感や充実感を感じることができ、意欲的な行動に繋がります。
「私はこう感じた」「あなたはよく頑張った」「○○さんも良かったと言っていた」
プラスの成果もマイナスの成果も、それを事実として認めてあげることが大事です。(マイナスの場合はフォローを入れてあげると良い)
 
・「質問」
コミュニケーションの基本は会話、つまり質問…相手の気付きを促すような的確な質問を行う事が大事です。
ここで大事なのは、こちら側の興味・関心で質問をするのではないということです。
これはセミナーでも指摘されたことですが、あくまでも主体は相手側なので、こちらの目的で質問をしてはいけないのです。
傾聴の中でも使われますが、話の内容を詳しく聴くための質問はOKですが、こちらが別の話題を持ち出してはいけません。
はい・いいえで答えてもらうものや、未来や過去を問うもの、肯定的な言葉を使って問うもの、仮定して問うもの、いろいろあります。
 
わたしが一番理解するのに時間がかかったのは「承認」と「質問」スキルでした。
やり方はわかったのですが、話をして認めてもらう、それによって相手がどういう心理になるのか等相手の心の内の変化について、なかなか考えるのが難しく、心理学を学んでいた主人に後で資料を一緒に見て教えてもらいました。
コーチングとティーチングの違いは、答えが相手に中にあるのか、自分の中にあるのかということです。
あくまでもコーチングは、相手が自分で考えて自分で答えを出すことが目的なので、こちらはそれに寄り添い正しい方向に導いてあげることが本来の仕事なのだな、と思いました。
 
先週取り組んだロールプレイでも、「相手の悩みを聴く」というお題で会話していたところ、話を聴くことはできているのだが、そこからのアクションでどういう展開にもっていくのがコーチングなのか、大変悩みました。
解決策をこちらが出すことではなく、こちらはあくまでもインタビュアーである、という位置づけをしっかり持っておかなければならないと痛感しました。
レッスンの中でも、生徒の話を聴くときに、自分主体になりすぎないよう気をつけなければと思います。
 
* * *
 
自分で考えて行動できるようになれば、大人になってからもきっとしっかりと行動できるようになると思います。
その為に、ピアノのレッスンという場を通して、子供たちの成長の糧に少しでもなれるようわたしも頑張ります。

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